変動金利型を選択する際のメリットとリスク!

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505046e6d663ee5994ba73f016e048dc_s2015年2月にフラット35をはじめとした多くの住宅ローンが過去最低金利を更新し、驚異的な低金利として注目された住宅ローン市場ですが、この間お伝えした通り、2015年3月は2月対比でやや上昇に転じました。上昇といっても、変動金利タイプについては基本的に据え置きで動きはありませんので、過去最低水準を維持していることに変わりはありません。

大手5銀行の3月適用分の住宅ローン金利で、10年以上の固定金利タイプの住宅ローンについて、据え置き~0.2%程度、2月対比で上昇しています。

  • 三井住友信託銀行…0.85%~(据え置き)
  • みずほ銀行…1.15%
  • 三菱東京UFJ銀行…1.20%
  • 三井住友銀行…1.20%
  • りそな銀行…1.20%
    ※三井住友信託銀行以外は、それぞれ上昇。

2015年3月に、固定金利型タイプの金利が上昇した背景には、長期金利の上昇が関係しています。冒頭でお伝えした通り、今までが“驚異的な低金利”であったため、市場の混乱を避けるためにも急激な上昇は無いにしろ、今後、金利が上昇傾向になることは残念ながら間違いないでしょう。そのため、これから住宅を購入する方で、もし変動金利型の住宅ローン利用をお考えの方には、今一度、金利上昇のリスクをご理解いただきたいと思います。

もちろん、今変動金利を利用することのメリットもあります。このページでは、その両方をお伝えしますので、それぞれをご理解いただいた上で、住宅ローンを選びましょう!!

 

●変動金利で借りるメリット

それでは、まずは現在変動金利を借り入れるメリットからご紹介します。

まず、現在は住宅ローンを組むことで、いくつかの優遇措置を受けることができます。

現行の代表的なもので、

  • 住宅ローン控除
  • すまい給付金
  • 住宅エコポイント

です。

0.57%で住宅ローンを組むと、「住宅ローン控除」により借入残高の1%が10年間戻ってきます。

そして、消費税8%が適応される住宅を取得すると「すまい給付金」で最大30万円が受け取れ、2014年12月27日以降に工事請負契約をした住宅であれば、「住宅エコポイント」として最大30万円分のポイントが受け取れます。

※住宅ローン控除、すまい給付金、住宅エコポイントを利用する為には、それぞれ定められた要件を満たす必要があります。

つまり、住宅ローンを借り入れることで、今であれば大きな資金的バックが受けられるのです。

その借り入れを、固定金利に比べて低めの金利が設定されている変動金利で行った場合、借入額によっては金利以上のお金(現金相当のポイントも含む)を受け取れる、“マイナス金利”ともいえる状況になる可能性があります!!

 

●変動金利で借りるデメリット

次に、今、変動金利を借り入れるデメリットをご紹介します。

変動金利で組んだ場合には、金利が上昇した際のリスクが、返済期間中、常についてまわります。

豊富な手元資金があれば、金利が上昇し始めたら繰り上げ返済…という選択もあるかもしれませんが、十分な貯蓄がない方が変動型で組んでしまった場合、最悪の場合、せっかく手に入れたマイホームを手放さなくてはいけなくなる場合もあります…。

ここで、現在最も低金利を打ち出しているある銀行の変動金利・0.57%の商品を例に考えてみましょう。

●3000万円を金利0.57%、返済期間30年で借りた場合、

 毎月のローン支払額:9万681円 (内訳 元金:7万6251円 利息:1万4430円)

 総返済額:3264万5174円 (総利息:264万5174円)

となります。

このとき、例えば金利が2%上昇した場合を考えてみましょう。

●3000万円を金利2.57%、返済期間30年で借りると、

 毎月のローン返済額:11万9631円 (内訳 元金:5万5381円 利息:6万4250円)

 総返済額:4306万7155円 (総利息:1306万7155円)

とかなりふくらみ、その結果、

毎月のローン返済額は2万8000円、利息総額は1042万円以上も増えてしまうのです。

これは大げさな例ですが、変動金利は返済期間中に何度も金利が見直される住宅ローンです。何十年という長い期間付き合わなければいけないもので、さらに“驚異的な低金利”といわれている今だからこそ、返済期間中に2%の金利上昇が無いとは言い切れません。

また、「金利が上昇し始めたら固定金利に借り換えればいい!!」と考えている方も多いようですが、固定金利へ簡単に借り換えができるとも限りません。そもそも、住宅ローン金利はまず、長期金利に連動する固定金利が上昇し、後になって短期金利に連動する変動金利が上昇する…という仕組みになっています。そのため、変動金利が上昇し始めたタイミングではすでに固定金利が相当程度上がっている…というケースも考えておかなくてはいけません。

住宅金融支援機構が今月4日に発表した「民間住宅ローン利用者の実態調査」によると、変動金利の利用率は約40%(14年11月・12月期)と、依然として高い水準にあります。

変動金利型の住宅ローンを選択する場合は、このページでご紹介したようなメリットとリスクを十分に理解した上で、選択してください。

それでは。

 

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この記事の著者

木内 淑規雑談担当

1962年(昭和37年)徳島県徳島市生まれ。血液型O型。地場の自動車ディーラー株式会社ホンダクリオ徳島にて、営業・マーケティング・支店運営責任者を歴任。米国の先進的営業手法教育プログラムPSS(プロフェッショナル・セリング・スキル)を体得し、商圏が小さいにもかかわらず大都市圏の強敵ライバルを抑え、中四国地域販売台数トップセールスに5年連続輝く。平成2年家業大表建設株式会社(現社名:ダイヒョウ株式会社)に転職。専務取締役歴任後、代表取締役に就任。平成10年インターネットに出会い、日興証券のエンジェルキャピタルを得た株式会社アルファベティックアクション(現在、株式会社KSKアルパ)のシステム開発に参画する。以降、インターネットマーケティングの研究と各種携帯電話ソリューション事業を展開。2005年11月に、高齢者向け賃貸住宅コンサルティング、アパマン経営コンサルティングなどの各種コンサルティング事業を手がける有限会社ウェルライフ徳島を設立。同、代表取締役に就任。現在、全国のクライアントの個別コンサルティング及び小口不動産ビジネススキーム構築のために全国行脚を積極的に展開中。 家族は4歳年下の妻と一女二男と犬2匹。

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