
こんにちは。私たちにちょうどいい家プロジェクト事務局です。
さて、今回は「犬と暮らす家」についてです。
犬と共に快適に暮らす家にするには、工夫が必要です。特に注意したいのが床選びです。
ペット用フローリングは本当にすべらないのか、建材が原因で増えている犬の病気に要注意など、動物と暮らすマイホームを創るコツをご紹介します。
◆床を掘る、剥がす!フローリングの強敵アンモニアにも要注意!!
犬は床を掘るのが大好きです。畳はもとよりフローリング材も表面をぼろぼろにされてしまうこと
水に強いとされているフローリングでも、
犬と快適に暮らす家にするためには、これらの過酷な状態でも耐えられる床材を選ぶ必要があります。
また、犬には1年に2回程度、換毛期と呼ばれる毛が大量に抜ける時期があります。
そうなるとそこら中にふわふわと毛が舞い散りますので、さっと掃除できるような床材を選んでおくことも大切です。
◆ペット用に使いやすい床材の特徴!!
リフォームでペット用に使いやすい床材の特徴をまとめました。それぞれに長所と短所がありますので、参考にしてみて下さい。
■フローリング材
表面強度を上げて、傷やアンモニアにも強く、掃除がしやすいペット用フローリング材が人気です。
■クッションフロアシート
クッションフロアは塩ビでできたシート素材です。アンモニアにも強く掃除も簡単です。
■タイル
タイルは耐久性が高く、
■タイルカーペット
30cm角程度の四角いタイル状になったカーペットです。組み合わせて床に敷き詰めるものです。汚れたら1枚だけの交換も可能です。ホームセンターなどでも買うことができますが見た目が少々安っぽ
◆フローリングによる股関節の病気が急増中!!
室内犬で増えているのが、股関節の病気や脱臼です。原因はフローリングのすべりやすさにあります。すべる床の上で犬が身体を支えるためには、股関節や後肢に大きな負担が掛かります。犬の育成のプロは、後肢を触り、その広がり具合を見ただけで、フローリングの上で暮らしていることがすぐわかるそうです。
すべりにくい床にしておくことは、犬の健康のためだけでなく、子どもやお年寄りにとっても安全な床になります。フローリングを選ぶ際は、すべり具合をよくチェックしましょう。
◆ペット用フローリングは本当にすべらないのか?
各メーカーからペット対応製品として、犬と暮らすための床材がいろいろと発売されています。
表面強度はコーティングによって上げていくことができますが、問題は滑りにくさです。実際の実験で毛でおおわれたぬいぐるみを置き、フローリングを徐々に傾けてみました。
通常のフローリングは少し傾けるだけであっという間にすべり落ちていきましたが、すべり止め加工がされたペット用フローリング材は、かなり傾けてもしっかり止まりました。ペット用フローリングは、表面を手で触ってみると、てのひらがくっつくような感じがします。もちろん、足の裏の毛が伸びてくれば、
◆臭い対策は壁で、機能性建材を上手に取り入れる!!
室内飼いの場合は家の中の臭いも気になります。そこで臭い対策でオススメなのが、
消臭機能がある建材を紹介します
■タイル状壁材
代表的な製品名は、エコカラットです。新築時だけでなく、既に住んでいる場合でも、壁にはるだけなので施工性が良いです。
■珪藻土・漆喰などの塗り壁
塗り壁なので新築時にオススメです。リフォームの場合、
■光触媒
クロスや布状のものに吹き付けなどで施工します。ホームセンターなどで簡単に施工できるものも販売してますが、効果がうすれます。効果を期待するには、
■断熱材
羊毛などの自然素材の断熱材は、消臭機能があります。クロスなどの表面材を通して消臭します。施行は、断熱材なので、新築時になります。
これらの消臭機能がある壁材は、一般的なものより高額です。しかし、消臭機能だけでなく、調湿機能もありますので、人も犬も快適な湿度空間になります。犬と快適に暮らすためには、
それでは、また。