金融機関の住宅ローンの金利。
マイホームを夢見る人によって、たくさんの金融機関が、さまざまな住宅ローンのプランを出しているので、どれが得だかわからない場合が多いのが現実です。
ここ数年は、低金利と国の住宅政策、土地価格のさらなる下落、消費税アップ前など、マイホームを夢見る人たちにとって絶好の買い時。
しかし、住宅ローンは、その選び方によって、返済額が数百万円単位で変わってくるので注意が必要です。金融機関のワナに嵌ってしまい損をしないためにも、慎重に選びたい。
ここでは、 住宅ローンの見極め方 を解説したいと思います。
まず最初に知っておきたいポイントは、金利だけでなくすみずみまで確認することが重要だということ。
金利の高い安いだけを見ていると、「意外な落とし穴」に嵌ってしまいます。
現在、金融機関は、住宅ローンでさまざまな「優遇制度」を設けています。最近では「3年固定金利0.7%」など、同業者からみても「赤字覚悟」としか思えないほどの「優遇金利」を打ち出している所も多いです。
それはそれで消費者にとって喜ばしいことですが、一般の人たちにとっては「どれが本当に得なのか?」が判断しずらくなっています。
このような「優遇金利」を目にしたら、金利だけでなく金融機関ごとに異なる「諸費用」や「適応条件」などを細かく検討する必要があります。
「諸費用」や「適応条件」をチェックする方法は、チラシやパンフレットに書かれているあの小さい字の文章を読むのがポイント。
あまり読みたくないほど小さな字で書かれているが、ある程度、数を読んでいけばわかるようになってきます。
具体的に例をあげると、 「制度適用のタイミング」 。
「○月○日までに申込み、△月△日までの新規融資実行分に限る」といった表記。
注文住宅などの場合は、天候不純や職人の手配で工期が遅れる場合が多々あるが、この期限までに完成しないと「優遇金利」適用されないので注意が必要です。
次に注意したいのが、 「優遇金利の融資総額に上限を設けている」 ケース。
「融資総額が上限額に達したら優遇金利は終了します」などと書かれている場合に代表されます。
このような場合は、融資上限総額までまだ余裕があるかどうかを、金融機関に電話などで確認するのを忘れないで下さい。
また、 「融資実行時の金利の適用期間」 にも注意しましょう。
だいたい1ヶ月が一般的だが、なかには例外もあり、「10月1日~10月20日」などと1ヶ月を切るケースもある。また、逆に、3ヶ月などと長いケースもある。
この期間の長さによって、借り手側のメリットは大きく変わるので注意してください。
「お申込み時点の金利が選べる」というキャッチコピーの「優遇金利」もあります。
少し特殊なケースですが、 「事前申込日から8ヶ月後の月末までに融資を実行できれば、借り手は融資実行期間の金利と事前申込時点から本申込時点の間の金利と見比べて、選択することができる」というものです。
このようなケースは、金利変動局面であればあるほど借り手側にメリットが出てきます。その理由は、より安い金利を選べる機会が増えるからです。
この特殊なケースは、大きく書かれている事は少ないが、あれば検討材料のひとつとしてもいいでしょう。
その他、たとえば団体信用生命保険などの別途必要な保険料を、金利の中に組み込んで上乗せしている場合。
普通は「保険料込み」などと表記されています。
このような場合に注意したいのは、 借入期間が長ければ長いほど、保険料の一括前払いよりも数十万円単位で割高になることもある ところです。
また、借入れ返済期間中の「返済条件変更に伴う手数料」も必ずチェックしてください。
特に、100万円単位の繰上げ返済にようする手数料が10万円などと書かれている住宅ローンは敬遠するのがベストです。
住宅ローンを選ぶ際には、「金利」だけでなく「適用条件」を細かくチェックし、工事の進捗状況や返済計画、繰上げ返済手数料など、将来のリスクも十分に織り込んで選ぶことが重要です。
それでもご心配な人は、相談を受け付けているので、是非、相談してください。
あなたの家作りのご成功をお祈りしています。
~あなたの昼が”陽の光”に満ち~
~あなたの夜が”愛”に満ちたものでありますように~