マイナンバーとは、国民一人一人が持つ12桁の個人番号のことで、複数の機関に存在する個人の情報を同一人の情報であると確認を行うための基盤となるものです。
これは、国や地方公共団体間の管轄や仕組みを連携させ、必要な手続きを別々に行う必要がある現状の問題を解決するための仕組みであり、情報を金融機関や特定の企業間で共有することなれば、様々な手続きが簡素化されることが期待されています。
そんなマイナンバーの交付時期が、実は既に2015年10月~に迫っているのですが、国民の認知度は未だ低いようです。
マイナンバー制度の認知率について、インターネット調査結果によると…
「他人に説明できるぐらい知っている」、「名前も内容も知っている」「名前だけ知っている」と回答した人を合わせると93.4%となり、そのうち「名前だけ知っている」割合を除いた、内容まで認知している割合は60.2%になりました。
更に、認知内容としては
- 国民一人一人が持つ12桁の番号 92.0%
- 一度着いた番号は、原則一生涯同じものを利用する 78.6%
- 今年の10月以降に住所他の市区町村から通知される 69.6%
- 通知後、市区町村に申請すると、身分証明書や様々なサービスに利用できる「個人番号カード」が交付される 65.3%
- 行政機関、公的サービスを受ける際に、記入する個人情報が減る 44.4%
となっていて、マイナンバー自体の基本的な情報が大多数を占めていて、制度の目的などを含めた内容理解は浅い様子が伺えます。
それでは、住宅を取得する際には、マイナンバーがあることでどんなメリットが期待できるかというと…
- マイナンバーによりあなたの資産や収入が把握されやすくなる意味で、住宅ローンの審査スピードが格段にスピードアップする
- 仮審査申し込み時の書類集めが軽減される
- 住宅ローン控除など住宅購入に対する控除の申告の手間が軽減される
と、このようなプラスの影響が考えられます。
また、住宅ローン審査面では、個人の収入がより明確に申告されるため、、住宅ローン審査にプラスに働く場合も増えるでしょう。
※思わぬ申告漏れによって、住宅ローン審査が“否決”になってしまう場合もあるため。
現在、まだ制度のメリットの認識度が低い制度ですが、既に導入は決まっていて、私たちの生活が大きく変わることは間違いありません。
もちろん、住宅取得後の引っ越しによる市区町村への手続きなどの際にも、手続が簡略化されることも想定されますので、公布後には上手に活用しましょうね!!
それでは、また。
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