株式会社リクルート住まいカンパニーが、「住まいの買い時感」に関するアンケート結果を公表しました。
この調査は、住宅購入や住み替えを検討している人、していない人を問わず、広く一般生活者を対象に今が「買い時(住宅の購入、建築・リフォームのタイミング)」だと感じているか実態を把握するために、3ヶ月に1度、定期的に行われています。
これから住宅を取得予定の方々は、今の状況をどの様に思っているのか?住宅を既に取得している方も、これから取得を検討している方も、建て替えを検討している方も、ぜひ参考にしてみてください。
まず、一般生活者で今が「住まいの買い時」だと感じている人は、前回調査時の16.4%から1.7ポイント減少し15.9%となりました。また、現在住宅を検討している方に同様の質問をしたところ、前回の43.3%から3.5ポイント減少し、39.8%という結果になっています。
次に、「買い時」と感じている人に、過去3か月間の住み替えやリフォームに向けた実際の行動を尋ねたところ、「何らかの行動をとった」と回答した人は、前回調査時の44.4%より1.6ポイント上昇し、46.0%という結果になりました。
また、「買い時」と回答した人が買い時と感じる理由は、
1位 | 消費税率の引き上げが2017年に予定されているから | 31.7% |
2位 | 住宅価格が上昇しそうだから | 15.7% |
3位 | 景況感が上昇しているから | 15.2% |
となっています。
今回の調査結果を見る限り、消費不振ムードが影響してか、住宅購入に前向きでない方が増えたように感じます。しかし、その半面で、買い時と感じている人が行動を起こす割合は上昇していることから、迷っている人と行動を起こしている人に大きな差があるようです。
確かに、住宅購入はその時だけの気持ちで決断するのはとても難しく、迷いや不安から慎重になるでしょう。そのため、現在の市場や日本の経済状況を考えれば、「もっと様子を見てから…」と考えるのも十分に分かります。
しかし、今は既にご存知の通り、金利が“超”が付くほどの低水準で推移しています。その上、住宅購入時に利用可能な様々な税制優遇措置も受けることができるのです。
「消費税率が上がる時には、それに合わせた措置があるし、大丈夫じゃない?」そんな風に思っている方も居るかもしれませんが、消費税率が上昇する際の措置は、住宅購入者が“お得”になるための措置ではなく、あくまでも“市場の変動を最小限に治めるための措置”です。
その点において、今行われている措置は、消費活動を活発にして、“市場を活性化させるための措置”なので、それを後押しするような内容になっています。
また、消費税が上がるということは、現在3000万円+消費税240万円で購入できるものが、3000万円+消費税300万円になる…と思っていませんか?
残念ながら、消費税が上がるということは、建物価格だけではなく、当然その材料費や人件費も上昇することになります。そのため、単純計算で上記のようになるとは限らないのです…。
また、金利についても、今は低水準を推移しているといっても、これだけ低水準にあると、いつ金利の上昇が始まってもおかしくはない状況です。
もちろん、来月の金利はどうなっているかなどは、私を含め誰にも分からないものですが、少なくとも今言えることは、“今”は金利が低水準にある…ということです。住宅購入時、住宅ローンを利用するのであれば、金利の上昇が住宅購入の一番のリスクになり得ます。
それらのこともお考え頂き、もし、「いつかは住宅購入…」と思っているのであれば、お早めに行動に移されてはいかがでしょうか。
それでは、また。
(情報元:リクルート社『住まいの買いどき感』調査(2015年9月度))
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