こんにちは。”私たちにちょうどいい家(R)プロジェクト”です。
12月も中盤をすぎると街並みは本格的にクリスマス一色になります。クリスマスの挨拶といえばMerry Christmas!「メリークリスマス」ですね。特に盛大にクリスマスを祝うアメリカでは、道行く人々がお互いに“Merry Christmas!”と声を掛け合っているイメージが強いです。
しかし、実はこの“Merry Christmas”は禁句なのです。クリスマスはキリスト教の行事ですが、ユダヤ教やイスラム教など、クリスマスを祝わない宗教もあります。様々な宗教を持つ人が暮らすアメリカでは、相手の宗教や信仰を尊重する意味を込めて、公共の場やお店などたくさんの人が集まる場では“Merry Christmas”という言葉は使いません」。代わりに“Happy Holidays(良い休暇を)”という言葉が使われることが一般的です。
同じように、キリスト教徒ではない人にクリスマスカードを送るのも失礼にあたります。相手がキリスト教徒だと明確に分かっている場合以外は、“Season’s Greetings(時候のご挨拶)”と書かれているもの等を選ぶようにするといいですね。
日本ではあまり意識することはありませんが、クリスマスの時期に海外の人とやりとりをする際には、相手の信仰に気を配って失礼がないようにしましょう。
さて、今回は好評いただいております、家づくりの基礎知識シリーズです。今回は、小さい子供がいる家づくりのチェックポイントをテーマにお伝えします。
■ 小さい子供がいる家づくり!
子供の誕生を機にマイホームを購入する人は多いです。その際これまでの夫婦だけの生活とは違い、子供のことを考慮して間取りを考える必要があります。今回は、“赤ちゃんから幼稚園くらいの小さい子供がいるファミリーの間取りのポイント”をお伝えします。
◆キッチンから目の届く場所に遊べるスペースをつくろう!
小さい子供がいる家庭では、集中して料理をすることは難しくなります。赤ちゃんならば泣いたらすぐミルクをあげ、オムツを替えなければなりません。少し大きくなってひとりで遊ぶようになっても、目を離した隙に危険なことをしていないか心配だし、調理中にキッチンに入ってくると危険です。
そんな子育て中のファミリーにオススメなキッチンのタイプは対面式のキッチンです。このタイプのキッチンならば、リビングダイニングにいる子供の様子を見ながら調理をすることができるので安心です。
また、キッチンの入り口に柵のようなものを取り付ければ簡単に子供の侵入を防ぐことができます。
さらに、キッチンから見える位置に子供が遊ぶスペースを用意すれば、子供がダイニングテーブルの下で遊ぶのも防げて、より安心して料理に集中するこができます。その場合はキッチンにもリビングダイニングにも近い場所が良いです。このスペースは、子供のお昼寝させておくにも良いし、将来の子供部屋にもなります。来客の際に散らかったおもちゃをさっと隠せるように間仕切りがついていると更に使いやすいです。このスペースの床はフローリングでも良いですが、畳が便利です。その理由は、畳ならばそのまま床で遊ぶことができるし、万が一転んで頭をぶつけても比較的安心だからです。
◆親子でゆったり寝るために主寝室は広めにとろう!
日本人は子供と親が一緒に寝る習慣があります。赤ちゃんの時期から、小学校低学年までは布団を並べて親子川の字で寝ることが多いのです。従って、マイホームの寝室を考える際は、主寝室の広さは広めにとっておきましょう。
ベッド派の場合、夫婦だけならダブルベッド1つでも足ります、しかし、子供がある程度大きくなるまで一緒に寝ることを考えるとそうはいきません。子供が1人の場合は、シングルのベッドにダブルのベッドを組み合わせて置くか、シングルのベッドが3つ必要です。この場合、寝室は6帖では狭すぎると思われるので、7帖以上は必要です。子供が2人以上いれば、8帖以上のスペースが必要です。
布団派の場合も7帖以上の広さがあれば理想的ですが、ベッド派の場合よりは融通がききます。布団は子供用のサイズのものがあるし、敷き方もその都度スペースに合わせることができるからです。子供が1人なら、6帖以下の広さの寝室でも布団の敷き方を工夫すれば十分に親子で並んで眠ることができます。
ベッド派と布団派どちらの場合も、広さだけではなく寸法もチェックして、あらかじめベッドや布団の置き方をシミュレーションしておくと間違いがないです。
◆子供部屋のことも今から考えておこう!
子供部屋は小さいうちはまだ必要ないと思うかもしれません。しかし、マイホームを購入する場合はある程度先のことまで考えておく必要があるので、必ず用意しておくべきです。
子供部屋の広さは1人であれば4帖以上で、ベッドと机を置くことができます。兄弟で同じ部屋を使うならば、6帖以上あると余裕が生まれます。最近では、あまり広すぎる部屋を子供に与えると部屋にこもって出てこないかもしれないと心配して、わざと狭い子供部屋を計画するケースも多いです。その場合は、LDKの一角にスタディコーナーを設けるか、親子共同で使えるスタディルームをつくれば、ゆったりとしたスペースで勉強することができます。またこれには、親の目が届き会話がしやすい場所で勉強することで、子供のやる気が増す効果があります。
子供の成長を見据えて色々と準備することも大切ですが、子供の状況は日々変化するものです。ある程度備えができたら、柔軟性をもって対応していくことが大切です。子供と一緒に住むマイホームについて考えるということは、子供や家族の将来のことについて考えることを意味します。より良い住まいを考えることはより良い家族関係につながるからです。
それでは、また!