■ 住宅ローン審査の申し込みは何社まで?

■ 住宅ローン審査の申し込みは何社まで?

さて、今回は、住宅ローンを上手に活用する「賢い家づくりシリーズ」です。内容は、住宅ローン審査の申し込みは何社まで?に関してです。

住宅ローンを新規に借り入れる(あるいは借り換える)場合に必ず突破しなければいけないものがあります。それが住宅ローン審査です。住宅ローンの審査基準は金融機関によって大きく異なります(フラット35以外の金融機関は、明確な審査基準を公開していません)。

例えば、同じ条件で住宅ローンを申し込んだ場合でも、Aの金融機関では審査に落ち、Bの金融機関では審査に通過するケースは、決して珍しいことではありません。つまり、一つの金融機関の住宅ローン審査に落ちたからといって諦める必要は全くないのです。誰にでも住宅ローン審査に落ちる可能性がある以上、住宅ローン審査に申し込む際は、複数の金融機関に申し込んでおくのがセオリーです。

では具体的に、何社くらいの住宅ローンに申し込んでおけば良いのでしょうか・・・?、また、複数の金融機関に住宅ローン審査を申し込む際、どういった点に注意すべきなのでしょうか・・・?。

そこで今回は、住宅ローン審査に注目し、複数の金融機関に住宅ローン審査を申し込むメリットとデメリットについてお伝えします。住宅ローンの新規借り入れ・借り換えを検討されている方はぜひチェックしてみてください。

◆複数の金融機関に住宅ローン審査の申し込みはできる?

(出典:ZERO-CUBE マリブ

住宅ローンの借り入れ・借り換えを考えている方の中には、そもそも住宅ローン審査は複数の金融機関に申し込みができるのかどうか、複数申し込みすることでペナルティがあるのではないか?と気になっている方もいらっしゃいます。

結論を言えば、住宅ローン審査は、複数の金融機関に申し込むことが可能です。また、住宅ローン審査を複数申し込むことによるペナルティを気にする必要はありません

それでは早速、複数の金融機関に住宅ローン審査の申し込みをする上で知っておきたい基本情報を見ていきましょう。

  • 住宅ローンの審査結果には、有効期限がある!

住宅ローン審査は、事前審査(仮審査)・本審査ともに、複数の金融機関に申し込むことができます。

ちなみに、複数の住宅ローン審査に申し込みし、複数の金融機関で審査に通過した場合でも、審査結果には有効期限があるため、その期限内であればキャンセルすることが可能です。

住宅ローン審査に通過したからといって、必ずその金融機関の住宅ローンを利用しなければならないわけではありません。ただし、審査結果の有効期限は、金融機関によって、また、事前審査か本審査かで異なる点には注意が必要です。

複数の金融機関に住宅ローン審査を申し込む際は、各金融機関の審査結果の有効期限を事前に確認しておくと安心です。

  • 住宅ローンの審査基準は金融機関によって異なる!

住宅ローンの審査基準は、明確に規定が定められているフラット35を除き、金融機関によって異なります

審査基準が異なるからこそ、同じ条件で住宅ローン審査に申し込みをした場合でも、「Aの金融機関では審査に落ち、Bの金融機関では審査に通過する」「AとB両方の審査に通過したものの、AとBでは、借入可能額が異なる」といったケースが起こるのです。

こうした点も、複数の金融機関に住宅ローン審査を申し込む際にチェックしておくと良いでしょう。

◆複数の金融機関に住宅ローン審査を申し込むメリットとデメリット!

(出典:ZERO-CUBE マリブ

それでは次に、複数の金融機関に住宅ローン審査を申し込む際に知っておきたいメリットとデメリットについてお伝えします。

  • (〇)メリット①

住宅ローンの選択肢を増やせる!

借り入れ・借り換えを希望する住宅ローンがあっても、住宅ローン審査に通過しなければ、実際にその住宅ローンを利用することはできません。

つまり、複数の金融機関に住宅ローン審査を申し込み、審査に通過すれば、その分、借入可能な住宅ローンの選択肢を増やすことができます。複数の住宅ローンを比較・検討し、より自分に合ったものを選びましょう。

実際に組める住宅ローンの選択肢を増やせる点は、複数の金融機関に住宅ローン審査を申し込む大きなメリットと言えます。

  • (〇)メリット②

住宅ローンの申し込み~借り入れにかかる時間のロスを防ぐことができる!

住宅ローンは申し込みから借り入れ完了まで、1ヵ月~1ヵ月半程度かかるのが一般的です。

ただ、住宅ローンの審査結果は「事前審査には通過したものの本審査で落ちてしまった」、「事前審査では満額借り入れ可能となっていたものの、本審査の結果では満額借り入れることができなかった」等、事前審査と本審査で異なるケースがあり、場合によっては、思うような審査結果が得られないケースもあります。

ある金融機関の審査結果が出てから他の住宅ローンを検討し、事前審査からやり直すと、その分余計に時間がかかり、場合によっては当初予定していたスケジュール通りに住宅購入が進まなくなるケースも考えられます。

所定の期間までに住宅ローン審査を通過できず、住宅購入の契約がキャンセルになってしまうのが最悪のケースです。住宅ローンの借り入れ・借り換えや、住宅購入をスムーズに進めるためにも、住宅ローン審査は複数の金融機関に申し込みをしておくのがおすすめです。

  • (×)デメリット①

審査の申し込みに手間がかかる!

本審査の場合、事前審査とは異なり、審査を申し込む際に提出する書類が多く、なかには取得に時間や費用がかかるものもあります。また、金融機関によって、本審査の際に提出する書類が異なる点にも注意が必要です。

本審査の申し込みに時間と手間がかかる点は、複数の金融機関に住宅ローン審査を申し込む際のデメリットの一つといえるでしょう。

  • (×)デメリット②

本審査の申し込み状況は一定期間、個人信用情報照会機関に履歴が残る!

住宅ローン審査は、基本的に事前審査も本審査も複数の金融機関に申し込むことができます

ただし、本審査の申し込み状況は一定期間(※通常6ヵ月間)、個人信用情報照会機関に履歴が残り、金融機関内で情報が共有されます(ちなみに、個人信用情報照会機関に登録される情報は、本審査に申し込みを行ったという内容のみとなっており、本審査の結果については記載されません)。この点は、複数の金融機関に本審査の申し込みをする際、チェックしておきたいポイントです。

1つの金融機関に申し込みを行い、本審査が終わった後、次の金融機関に申し込むと、1つ目の金融機関の本審査に落ちたという印象を持たれる可能性があります。住宅ローン審査の申し込みは、できる限り並行してすすめたほうが良いでしょう。

ただし、並行して本審査の申し込みをするといっても、一度に多数の金融機関に本審査の申し込みをするのは禁物です。一度に多数の金融機関に本審査の申し込みをすると、本当にその金融機関で住宅ローンを組みたいのかわからないと判断され、審査結果にマイナスの影響を与える可能性も考えられます。まず優先度の高い2社程度の金融機関に絞って本審査の申し込みをするのがおすすめです。

◆住宅ローン審査の申し込みは何社まで?

(出典:ZERO-CUBE マリブ

それでは、複数の金融機関に住宅ローン審査の申し込みをする際、何社くらいに申し込みをすると良いのでしょうか?

「金融機関によって審査基準が異なる」、「事前審査と本審査で結果が異なり借入額が減額されるケースもある」といったことを考慮すると、事前審査は3社程度申し込んでおくのがおすすめです。

事前審査の結果を確認し、複数の住宅ローン審査に通過していた場合は、その中でまず第1希望、第2希望のところに本審査の申し込みを行い、その結果を見て契約手続きを進めるか、第3希望の住宅ローンに本審査の申し込みをする、といった形で進めると良いでしょう。

◆住宅ローン審査に申し込む複数の金融機関 選び方のポイント!

(出典:ZERO-CUBE マリブ

それでは、住宅ローン審査に申し込む金融機関を選ぶポイントについてご紹介します。住宅ローン審査の申し込みを行う金融機関は、下記のポイントに注目して選ぶのがおすすめです。

  • 審査に選ぶ金融機関のポイント①

審査スピードが速い住宅ローン

数ある金融機関のなかには、ネット銀行を中心に審査スピードの速いところがあります。審査スピードが速い金融機関であれば、審査に通過した場合、スムーズに借り入れ手続きを進めることが可能です。

また、審査に通過できなかった場合でも、すぐに他の金融機関に住宅ローン審査の申し込みができ、時間のロスを防げるメリットがあります。複数の金融機関に住宅ローン審査の申し込みをする際は、審査スピードが速い住宅ローンを選択肢に入れておくと良いでしょう。

  • 審査に選ぶ金融機関のポイント②

事前審査がない住宅ローン

また金融機関のなかには、事前審査がなく、住宅ローン審査は本審査のみを実施しているところもあります。

住宅ローン審査が本審査のみであれば、審査結果を待つ時間のロスを最低限にできるほか、「事前審査と本審査で審査結果が異なる」、「本審査で借り入れ額が減額される」といったこともありません。住宅ローンの借り入れ条件がすぐに確定し、スムーズに住宅ローンを組むことができます。

複数の金融機関に住宅ローン審査の申し込みをする際は、事前審査がない住宅ローンもチェックしておくのがおすすめです。

  • 審査に選ぶ金融機関のポイント③

フラット35

複数の金融機関に住宅ローン審査の申し込みをする場合、フラット35を入れておくのもおすすめです。

フラット35とは、住宅金融支援機構が民間の金融機関と提携し、提供する全期間固定金利型の住宅ローンのことです。借り入れ期間中の住宅ローン金利が一定のため、返済計画が立てやすいメリットがあります。

このフラット35は審査基準が明確に決まっており、審査基準を満たしていれば、住宅ローンを組むことが可能です。複数の金融機関に住宅ローン審査の申し込みをする際は、ぜひ検討しておくと良いでしょう。

◆まとめ!

フラット35を除く住宅ローンは審査基準が明確に決まっていないため、「我が家は大丈夫」と考えていても、いざ住宅ローン審査に申し込みをしてみると、思うような審査結果が得られなかった…というケースは十分考えられます。

住宅ローン審査は、複数の金融機関に申し込むことができるので、希望する住宅ローンでの借り入れ・借り換えができない場合の保険や、より良い条件で住宅ローンを組むための選択肢を増やす手段として、上手く活用すべきです。

その一方で、注意しておきたいポイントもあるため、複数の金融機関に住宅ローン審査を申し込む際は、デメリットや注意点についても事前に確認しておきましょう。

これから住宅ローンの借り入れ・借り換えを検討している方は、今回お伝えしたことを参考に、複数の金融機関に住宅ローン審査の申し込みを行い、自分に合った住宅ローンを見つけましょう。

それでは、また!

 

 

 

1962年(昭和37年)徳島県徳島市生まれ。血液型O型。地場の自動車ディーラー株式会社ホンダクリオ徳島にて、営業・マーケティング・支店運営責任者を歴任。米国の先進的営業手法教育プログラムPSS(プロフェッショナル・セリング・スキル)を体得し、商圏が小さいにもかかわらず大都市圏の強敵ライバルを抑え、中四国地域販売台数トップセールスに5年連続輝く。平成2年家業大表建設株式会社(現社名:ダイヒョウ株式会社)に転職。専務取締役歴任後、代表取締役に就任。平成10年インターネットに出会い、日興証券のエンジェルキャピタルを得た株式会社アルファベティックアクション(現在、株式会社KSKアルパ)のシステム開発に参画する。以降、インターネットマーケティングの研究と各種携帯電話ソリューション事業を展開。2005年11月に、高齢者向け賃貸住宅コンサルティング、アパマン経営コンサルティングなどの各種コンサルティング事業を手がける有限会社ウェルライフ徳島を設立。同、代表取締役に就任。現在、全国のクライアントの個別コンサルティング及び小口不動産ビジネススキーム構築のために全国行脚を積極的に展開中。 家族は4歳年下の妻と一女二男と犬2匹。

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