■ ポストの種類と特徴と選び方!!
さて、今回の家づくりの基礎知識は、「住宅用ポスト」についてお伝えします。
門や玄関まわりに必要なポスト(郵便受け)は、新聞や手紙だけでなく、通信販売のカタログや回覧板などで使用することもあります、暮らしの中で欠かせないエクステリアアイテムのひとつです。
新しく選ぶ際には、デザイン性や使い勝手も、セキュリティ機能などに配慮したいものです。エクステリアメーカーやガーデニング用品、雑貨メーカーなどからも豊富な商品が揃い、予算や好みに合わせて取り入れることができます。
◆主なポストの種類と特徴!
住宅用のポストには、数多くの商品がみられますが、スタイルやタイプによって、いくつかに分類することができます。
設置方法では、門柱や塀、外壁などに埋め込むタイプ、据え置くタイプ、ポールなどに取り付けるタイプ、壁掛けタイプなどが挙げられます。
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門柱や塀、外壁などに埋め込むタイプ!
(出典:YKK エクステリアポスト G3型)
門柱や塀、外壁などに埋め込タイプには、口金(差込口)の部分だけを出すタイプも多く揃っています。
横に埋め込むタイプだけでなく縦型のタイプ、ドアホンや表札、照明などとコーディネートできる商品もあります。色は、門扉やフェンスの色に揃えやすい、ブラックやシルバーなどが定番ですが、ポイントとなるような明るく印象的な色も人気です。出っ張りを抑え、すっきりおさまるデザインが多くみられます。
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塀や外壁などに掛けるタイプ!
(出典:YKK エクステリアポスト G4型)
塀や外壁などに、そのまま取り付けるタイプです。前から入れて前から取り出す薄型のものも多く、最近はモダンな住宅に合うようなシンプルでスタイリッシュな商品も増えてきています。扉部分のカラーバリエーションも豊富に揃い、表札を兼ねることができるタイプもみられます。
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門柱や塀、フェンスの上などに据え置いたり取り付けるタイプ!
門柱や塀の上などに取り付けるタイプです。門や塀と調和するようなデザインを選び、使いやすい高さにしっかりと設置することがポイントでしょう。
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専用のポールやスタンドに取りつけるタイプ!
(出典:YKK 独立型ポスト フィッテ)
専用のポール(柱)やスタンドにボックスを載せた(組み込んだ)タイプです。カラフルな色合いのものから木製タイプ、キャラクターものなどもみられ、玄関まわりのアクセントにもなるものです。
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機能門柱などに組み込むタイプ!
(出典:LIXIL 機能性門柱FW)
ポストを単体で設置するのではなく、表札、照明やインターホンなどを組み合わせる機能門柱(ファンクションユニット、エントランスポールや機能ポール)を設置するケースも多くみられます。門扉を設置せずに開放的なアプローチにしたい場合、敷地に制約がある場合などに用いられるスタイルでしょう。
商品バリエーションも豊富で、門扉やフェンスなどとコーディネートできるシリーズ商品もみられます。
◆宅配ボックスと組み合わせるケースも!
(出典:YKK ルシアス 宅配ポストユニット)
共働きの家庭が多いこと、ネット通販での買い物が日常的となっていることなどから、宅配ボックスの採用が増えております。最近では、一戸建て用の商品も多くみられ、身近な住宅機器のひとつになっております。
また、新型コロナウイルスの影響で「ソーシャルディスタンス」が習慣になりつつあり、改めて宅配ボックスが注目されています。配達日を気にせず不在時でも荷物を受け取れ、再配達の連絡も不要、直接対面ではない為、プライバシーやセキュリティなどでも安心なことなどが大きな魅力でしょう。
最近では、ポストと一体化したタイプ、ポストと一緒に機能門柱に組み込みことができるタイプもあります。配送物を受け取る機器として、ポストと同時に検討するといいいでしょう。
◆プランニングの注意点!
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間取りやエクステリアプランと同時に検討する!
ポストを選ぶ際には単体で考えるのではなく、住まい全体、エクステリア全体のデザインや門扉・フェンスのプランニングのなかで検討することが基本です。家族の日々の動線を考慮して、取り付ける場所、高さの検討をしましょう。
外壁に埋め込みたい場合などは、家本体のプランニングにも関わるので、できるだけ早めにビルダー・工務店に希望を伝えるようにしましょう。
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表札や照明などとトータルコーディネートを!
新築の場合など、エクステリア工事はどうしても後回しになりがちですが、建物竣工後にポストを購入する場合でも、外観イメージ、玄関ドアやエクステリアとのコーディネートを考えて選ぶようにしましょう。
ホームセンターやネットなどで購入し、自分で設置する場合は、安全に使用することができるように、取り付け方法を購入店で必ず確認することが大切です。
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取り出し方法や投函口のサイズにも注意して!
取り出し方法は、後ろからだけでなく、前面や横面、上部から取り出すものもありますし、スライド式などもみられます。設置方法によっても使い勝手は異なりますので、取り付ける場所や高さなどにも配慮して選ぶようにしましょう。
また、本体のサイズはもとより、投函口のサイズにも注意が必要です。カタログなど大判の郵便物が多いご家庭であれば、大きめのタイプを選ぶ方がいいでしょう。
その他、郵便物が濡れにくいような構造となっているかもチェックしておきたいポイントです。最近では、ポスト内にLEDライトを設けるなどして、夜間の使い勝手を高めたタイプも多くみられます。
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個人情報などのセキュリティ面にも配慮!
郵便物には個人情報も多く含まれますし、昨今の社会状況から考えても、基本的なセキュリティ機能を持つポストを選んでおきたいものです。郵便物がしっかりと収ま大きさや形状であることはもちろん、投函口の大きさや口蓋に盗まれない工夫が施されているかなどもポイントのひとつです。
また、施錠方法にも注意しましょう。メーカーや商品によっても異なりますが、数字を回して施錠・解錠できるダイヤルタイプや暗証番号を設定するタイプ、南京錠をつけられるタイプなどがあります。家族誰もが使いやすいタイプを選ぶようにしましょう。
◆ショールームで大きさや素材感、操作性などを確認する!
ポストの素材には、ステンレスやスチール、アルミ、ガルバリウム鋼板などがあり、モダンなタイプからアンティーク調などまで、デザインバリエーションも豊富に揃っています。エントランス部分に用いられるものなので、住まいの印象も左右するアイテムとなるケースもあります。
選ぶ際には、実際にショールームなどで、その素材感やボリューム、使い勝手の確認をしましょう。ホームセンターなどで、取り扱っているケースも多いので、機会があればチェックしておくようにしましょう。
それでは、また!!
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