こんにちは。”私たちにちょうどいい家(R)プロジェクト”です。
各地で大雨や集中豪雨により、甚大な被害が出ております。心からお見舞い申し上げます。
ここ数年、自然災害は非常に脅威です。全国的にそろそろ梅雨明けですが、今後は、台風やゲリラ豪雨・雷雨・竜巻などの自然災害があります。天気予報にて、様々な注意報がでましたら、油断せずに常に危険を意識しながら行動しましょう。
さて、梅雨明けの時期は、自然災害だけでなく、健康的に注意することの一つに熱中症があります。
熱中症が多発するのは、気温がピークとなる8月と思っている方が多いと思います。実は、最も熱中症になりやすい時期は梅雨明けなのです。まだ暑さも本格的ではないのに、どうして熱中症になるのかを今回はお伝えします。
◆熱中症の原因とは?
熱中症の原因は、高温・多湿です。なぜ、高温・多湿だと熱中症になるのでしょうか?まずは体温を調節するメカニズムはどういったものかを見ていきましょう
① 体表面から熱を放出する
② 汗が蒸発する際に熱を放出する
夏になり、気温が上昇すると、体温と温度が近くなるため、①の熱の放出が難しくなります。また、湿度が上昇すると、汗をかいても熱が蒸発しなくなります。汗が流れ落ちるような現象です。
そうすると、②のような発汗による体温調整が出来なくなります。気温が高い、湿度が高いなどの環境によって、体内の水分が足りなくなり(脱水症状)、体温の調整ができなくなることによって発症します。
◆梅雨明けに熱中症が多いのはなぜ?
なぜ酷暑ではなく、梅雨明けに熱中症になってしまうのかというと、体がまだ暑さに慣れていないため、上手く汗をかけないのです。7月中旬~下旬の梅雨明け直後が熱中症で最も死亡する人が多く、危険なのです。平均気温のピークは8月ですが、体が暑さに慣れるため、7月中旬~下旬よりも熱中症の患者数は少なくなります。
また、生活環境が原因で熱中症になりやすい度合いが変わってきます。特に、屋内で過ごすことが多い方は要注意です。体の順応が遅くなってしまうため、熱中症にかかりやすくなってしまいます。
近年、都市部ではヒートアイランド現象によって、夜も熱中症が起こることが多くなってきています。コンクリートやアスファルトが原因で熱が溜まり、夜も気温が下がりにくくなるからです。
水分や塩分をこまめにとる事が大切ですが、お年寄りは体の感覚が鈍くなってしまうため、水分の摂取が遅くなり熱中症にかかりやすいです。汗をかきにくい方や上手く発汗出来ない方は、熱中症の警戒が特に必要になります。
熱中症にならないように水分補給を定期的に行うようにしましょう。喉の渇きを感じる時には、体では既に水分が不足している状態です。そのため、夏場は喉の渇きを感じる前に水分を摂取することが理想的です。
暑い日に長く外にいる間は、自分自身で注意することはもちろん、周囲の人たちとも協力し、気をつけ合うことが大切です。
さて、今回は、住宅ローンの基礎知識編です。
2017年の住宅ローンの金利は、今まで低い状態にて小康状態を保っていましたが、今月から徐々に上がり始めております。
金利が上がり始めると、返済額の負担が大きくなります。
負担を軽減する方法のひとつに親子ローンがあります。そこで今回は、親子ローンのメリット・デメリットについてお伝えします。
■ 「親子ローンのメリット・デメリット!」
人生で最も大きなイベントであり、憧れでもある家づくり(住まいの購入)!
しかし、住まいの購入といえば、期待と共に住宅ローン審査が通るかなどの不安があります。
そんな不安を軽減する方法として「親子ローン返済」という方法があります。この親子ローンには、「親子リレーローン」や「親子ペアローン」などがあります。
今回は、この親子ローンの具体的な中身やメリット・デメリットをお伝えします。
◆住宅ローンとはどういうものか
住まい購入を検討する際にはさまざまなことを決める必要があります。
- マンションにするのか一戸建てにするのか・
- 新築にするのか中古にするのか・
- 間取りはどうするのか・
- 最寄り駅まで交通アクセスはどのようにするか・
- 近くに病院や行政施設があるか
などなどです。
住まいの種類から、立地、環境まで考えなくてはならないことがたくさんあります。しかしどのような住まいの購入をする場合でも必ず検討しなければならないのが、「住まいの購入資金計画」についてです。
マイホームの購入を現金一括で支払うことができる場合はともかく、通常は住まいを購入する場合、住宅ローンを組んで毎月返済することになります。
住宅ローンを組むときには、必ず金融機関などによる審査というものがあります。
この審査は、借り入れ予定者の年齢・年収・職業や勤務先・勤続年数・現在の借り入れ状況・過去の借り入れの返済履歴などです。勤続年数がある程度あり、年収が高い人または大企業や公的な機関にお勤めの場合は審査に通りやすい傾向があります。
また、現在他の金融機関から借り入れがある場合や、過去の借り入れの返済時に返済が滞るなど遅延を起こした場合は、審査が通りにくくなります。さらに高齢者も返済までの期間が短いなどの理由で審査が通りにくくなります。
借り入れ限度額についても、高年収の方や安定して収入のある方は高くなる傾向があります。
このように、さまざまな要因で住まいの購入をする際、希望する借入額の審査に通らない場合があります。
◆親子ローン返済とはどのようなものか
様々な要因で住宅ローンの審査が通りにくい場合の一つの解決策として考えられるのが「親子ローン」です。親子ローンとは、住まいの購入の際に親子で一緒に借りて一緒に返済するものです。
この親子ローンを利用する場合にはいくつか条件があります。
例えば購入する予定の住まいを、将来親子で同居する予定もしくは同居する住まいであることや、親子どちらにも安定して収入があること、子供が親の連帯債務者になるなどがあげられます。
親子ローンのメリットは負担を親子で分け合うことで返済の負担軽減になることです。また親子でローンを組む場合に子供や親が単独で住宅ローンを組む際より、金融機関からの信用度が高まり、審査が通りやすくなることがあげられます。
一方でデメリットとしては、すでに親子のどちらかが別のローンを組んでいる場合には親子ローンを組むことが出来ないことなども考えられます。
また、親子関係が悪化するなど、同居することが出来なくなった場合にどうするか、さらに転勤等当初は想定していなかった事態があった場合にどうするかなども考えられます。
◆親子ローンの種類について
親子ローンには大きく分けて「親子リレーローン」と「親子ペアローン」の2種類があります。
「親子リレーローン」
まず親子リレーローンとは、住まいの購入をする際に返済の当初は親世帯がローンを負担して途中で子供世帯がローンの返済を引き継ぐというものです。
メリットとして考えられるのは、子育てや教育にお金がかかる時期の子育て世帯の返済負担額を当初なくす代わりに、収入の高い親世帯が負担をします。
そして親世帯が引退して収入が下がる頃に子供世帯に負担を引き継ぐので、ライフスタイルに無理がなく、理想の住まいを手に入れることができることがあげられます。
一方デメリットとしては親世帯の収入が低下してしまい、負担できなくなるなど、不測の事態が起きた場合に収入の高い親世帯の支払いを子供世帯が耐えられず、住まいを手放さなければならないことも考えられます。
「親子ペアローン」
親子ペアローンとは、親世帯と子供世帯がそれぞれ個別に住宅ローンを組んで共同して返済をしていくものです。
メリットとして考えられるのは、親世帯、子供世帯単独では買えなかった高額な住まいを手に入れることができることです。
一方デメリットとしては、どちらかの収入が下がってしまった場合に返済が滞ってしまい、住まいを手放すことになることが考えられます。
このように、親子ローンは借入額を増やすことができるメリットがありますが、注意も必要です。
◆親子ローンの効果的な利用方法とは
このように住宅ローンの審査が通らないからといって安易に親子ローンを利用するのではなく、まずは長期的な視野にたって住まいについて検討する必要があります。
希望している住まいが自分達にとって本当に妥当なものなのか、資金計画について本当に無理がないか、ライフプランを考えた上で、親子ローンを組むことが本当によいのかなど確認することはたくさんあります。
しかし、これらのことを考える前提として、親子関係が良好であることが重要です。せっかくよい住まいを手に入れても、親子関係が悪化しては意味がなくなります。
住宅ローンで将来自分たちの暮らしの首をしめないように、家族で相談して最適なローンの組み方を考えるのがよいでしょう。
それでは、また。