こんにちは。”私たちにちょうどいい家(R)プロジェクトDaihyoTV”です。
今回は「住宅ローンの選び方」です。
住宅ローンには、フラット35や民間ローン、公的ローンなどいくつもの種類があります。どこから借りるかによって、金利やこまかい条伴が違ってくるのでその差は重要です。たとえば、見た目の金利が同じでも、金利タイプや諸費用のかかり方、融資の条件などが少しずつ違います。1 か所だけでなく、複数のローンで返済額を計算してみることをおススメします。
●フラット35 とは
フラット35は、住宅金融支援機構(平成19年3月に住宅金融公庫から変わりました) がバックアップしている長期固定金利の口一 ンで、民間の金融機関で申込みをします。
その名のとおり、最長で35年間、 金利が固定されているとこるが最大の特徴です。返済の最初から最後まで金利がずっと変わらないので、変動金利を選んだときのように途中で返済額が上がってしまうという不安がありません。将来のマネープランが見渡せる安心感があります。
マイホームを買うときに、意外と大きな出費となるのが口一 ン保証料です。 通常の民間口一 ンでは、ローン契約時に数十万円の口一 ン保証料がかかりますが、フラット35の場合にはローン保証料がかかりません。これは大きなメリットといえるでしょう。
さらに、繰り上げ返済手数料もかかりません。返済が始まったあと、余裕資金ができたときに繰り上げ返済をしておくと総返済額を減らすことができます。 民間金融機関では繰上げ返済1回あたり3 万円以上することもある繰り上げ返済手数料がフラット35 なら何回でも無料です。フラット35 の場合には、途中繰り上げ返済は100万円以上からおこなえます。100万円が貯まったら、 こまめに繰り上げ返済をするのが良いでしょう。
メリットがたくさんあるフラット35ですが地優位点もあります。
ひとつは団体信用生命保険の保険料が自己負担になることです。民間ローンでは団体信用生命保険料が金利に含まれていることも多いのですが、フラット35 の場合には、団体信用生命保険を申し込むとローンの返済とは別に、年に1回保険料が引き落とされます。
ふたつめは、金利が申し込み窓口によって違うことです。 フラット35は、民間の金融機関が申し込みの窓口となっています。同じフラット35 という名前でも、どこで申し込むかによって金利が違うので注意しましょう。 住宅金融支援機構のホームページ上では、取扱金融機関の金利一覧を見ることもできるので、参考にしてください。
※住宅金融支提機構
2007年に住宅金融公庫から名称を変更。「フラット35」などを通して、民間金融機関による長期・固定金利の住宅ローンの供給を支援する証券化支援事業を業務の柱としています。
●民間ローン
民間の金融機関には、さまざまな金利タイプや借り入れ条件の口一 ンがあります。
金利タイプについても、 変動金利型や固定金利型、固定金利期間選択型などいろいろあります。ひとつの金融機関で、タイプの違う2 つの口一 ンを組み合わせられるケースも増えてきています。
そのほか、各金融機関からは、 キャンペーンを設けて「当初10年間金利優遇」や「子どもの人数によって金利を優遇」、「預金残高によって金利を優遇」 など、ユニークなローンを次々に売り出されています。
民間の金融機関では団体信用生命保険をつけられることが融資の条件となっているとこるがほとんどです。 健康状態が悪いと団体信用生命保険に入れないこともあるので、注意が必要です。 金利に保険料が含まれていれば、 自分で保険料を支払わなくていいのでその分負担を軽くできます。
●公的ローン
公的ローンには、財形貯蓄をしている人向けの財形ローンや各自治体のローンなどがあります。
財形口一 ンは、勤務先で財形貯蓄をしている人が利用できる口一 ンです。 財形員蓄殘高が50万円以上あることが条件で、貯蓄残高の10倍までの融資を受けることができます。金利は5年間固定金利で、5年ごとに返済額が見直されます。金利が優遇されていることもあるので、財形貯蓄をしている人は選択肢の一つに加えてもいいでしょう。
そのほか、各自治体が独自の口一 ンを作っていることもあります。利用には、その地域に在住・在勤していること、収入が一定以下などの条件があることもありますが、利子補給などの優遇があることもあります。
※財形貯蓄
給料から天引きで毎月一定額を積み立てる制度。会社員や公務員で動務先が財形制度を導入していることが利用の条件
※利子補給
口一ン返済の支払利息のうち、一定分を自治体が利用者に代わって負担または補助してくれる制度
下記に「住宅ローン」についてまとめてみました。
詳しくは”私たちにちょうどいい家(R)プロジェクトDaihyoTV”にご相談ください。
では、また。
フラット35 | 財形融資 | 民間ローン | |
金利タイプ | 固定金利
(最長35年) |
5年間固定金利
|
固定金利
変動金利 固定期間選択型 その他 |
ローン保証料 | ×(不要) | 〇(かかる) | 〇(かかる) |
団体信用生命保険料 | 任意
(保険料、自己負担) |
原則加入
(保険料、自己負担) |
×(不要)
※一般的に保険利用は金融機関が負担 |