こんにちは。”私たちにちょうどいい家(R)プロジェクトDaihyoTV”です。
さて、総返済額を決めるのは金利だけではありません。同じ金額を同じ金利で借りた場合でも返済期間の長さによって、総返済額には大きく変わります。
●35年返済!!
3000万円の家を買ったと思ってもローンの組み方によっては4500万円以上、ケースによっては5000万円以上も支払っているケースがあります。
総返済額を減らすためには、わずかな金利差にこだわることが大切なことはすでにお話ししたとおり。そのほかに、もうひとつ重要となるのが返済期間の長さです。
住宅口一 ンというと35 年返済をするのが一般的と思う方もいるかもしれません。実際に住宅展示場で返済計画をシミュレーションしてもらうと、35 年返済の返済計画表を出されることがよくあります。これは、月々の返済額を少なくして見かけの負担感を感じさせないようにしているのですが、提案されたまま長期の口一 ンを組んでしまうと、利息がかさんで総返済額は膨らんでしまいます。
たとえば、3000万円を金利3%の住宅ローンで35 年返済したとします。 ボーナス払いをしないとすると1回あたりの返済額は11万5455 円。これを35年間(420ヵ月)かけて返済していくので、総返済額は
11万5455 円×420ヵ月=4849 万円1100円
となります。
つまり、3000万円の借り入れに対して、支払う金利は約1850万円。 最終的には、借り入れた金額の約1.62倍ものお金が出ていくことになります。
●返済期間を短<すると総返済額が減る!!
それでは、他の条件を変えずに返済期間を短く設定してみたら、総返済額にはどうなるのでしょうか?
3000万円を金利3%の住宅口一 ンで、20年返済をしたとします。 ボーナス払いをしないとすると、1回あたりの返済額は16万6379円。これを20年間(240ヵ月) かけて返済していくので、総返済額は
16万6379 円×240ヵ月=3992万円
となります。
この場合には、3000万円の借り入れに対して、 支払う金利は約1000万円。35 年返済をした時に比べて、850万円も金利負担を軽くすることができました。 総返済額は、借り入れ額の約1.33倍となっています。
住宅ローンの借り入れは、l 年単位で自由に設定することができます。20年口一 ンまで短くするのは難しくても、35 年ローンを30年ローンにする、もうすこしがんばって28 年口一 ンとする、というように1ヶ月あたりの返済額を見ながら無理のない範囲で返済期間を調節してみましょう。
35年口一 ンを34年ローンに変更するだけでも、上記のローンの場合で約60万円の金利節約効果があります。 月々の支払額は11万7380円。35 年口一 ンの11万5455 円よりも1925円高くなりますが、それで60万円の節約効果があるのですから試してみる価値は高いでしょう。
以下にまとめておきますのでご参考にして下さい。
3,000万円を金利3%の固定金利で返済した場合(ボーナス返済なし)
毎月の返済額 | 総返済額 | |
20年(240月)返済 | 16万6379円 | 3993万960円 |
30年(360月)返済 | 12万6481円 | 4553万3160円 |
35年(420月)返済 | 11万5455円 | 4849万1100円 |
返済期間は、1年単位で自由に設定することができます。1 年でも返済期間を短くするだけで、数十万円もの利息を節約することができます。
詳しくは”私たちにちょうどいい家(R)プロジェクトDaihyoTV”にご相談ください。