こんにちは。”私たちにちょうどいい家(R)プロジェクトDaihyoTV”です。
大変お得な住宅ローンによる資金調達方法を見つけてしまいました。
それは、【フラット35】を取り扱う住宅金融支援機構の住宅ローンの新商品”ダブルフラット”です。住宅金融支援機構が取り扱う全期間固定型の住宅ローン【フラット35】を、返済期間の異なるタイプを2本組み合わせて借り入れる方法です。2つを同時に借り入れることで、金利は固定させつつも、借入期間の差により返済金額を調整できる…ということです。
たとえば3000万円の住宅ローンを組もうとした場合、1000万円を15年返済で借り、2000万円を35年返済で借りるとします。すると、15年後には1000万円の借入分が完済し、2000万円分の返済だけになるため、返済開始16年以降は毎月返済額が減額し、返済負担の軽減と、家計の経済的余裕をもたらす効果が期待できます。
▼具体的なダブルフラットの組合わせ例
【総借入額3,000万円のフラットとダブルフラット利用の比較】
※試算内容は、ボーナス返済無しです。(15年フラットの金利:1.20%、35年フラットの金利:1.47%)
種 類 | 細 別 | 金 利 | 当初~15年 | 16年~35年 | 総支払額 |
フラット |
当初~35年 (3,000万円) |
1.47% | 91,415円/月 | 91,415円/月 | 38,394,080円 |
ダブルフラット | 当初~15年
(1,000万円) |
1.20% | 60,733円/月 | ― | 36,076,244円
(▲2,317,836円) |
当初~35年
(2000万円) |
1.47% | 60,943円/月 | 60,943円/月 | ||
小 計 | ― | 121,676円/月 | 60,943円/月 |
ダブルフラットを利用することで、当初15年間の毎月返済額は121,676円となり、3000万円を全額35年返済で借り入れた場合(91,415円)に比べ毎月30,261円の負担増になります。しかし、16年目以降は月額6万943円となり、逆に毎月返済額は30,470円軽減されます。その結果、総返済額はダブルフラットを利用して返済計画を立てた方が約231万円の負担軽減になります!!
ただ、注意点として、ダブルフラットはそれぞれの借入に対して住宅ローンの契約や抵当権の設定といった手続きが必要になります。そのため、印紙代や登記費用といった諸費用が1本の借り入れに比べて増えることになりますので、毎月の返済額だけに目を奪わずに、その点も考えた上でご検討ください。
また、ダブルフラットは現状、全ての金融機関では取り扱っておりませんので、ご注意ください。
全期間固定型金利の【フラット35】は、「返済期間中、金利(=毎月返済額)が変わらない安心」をセールスポイントにしてきました。
しかし、ダブルフラットでは、そのセールスポイントを一蹴する形となりますが、フラット特有の“全期間固定金利”の安心感は残したまま、支払い方法の選択の幅が増えたことはとても良いことだと思います。
- 定年後は毎月の返済額を減らしたい
- 子供の学費が多くなる時期の毎月の返済額を減らしたい
そんな考えをお持ちの方にはピッタリかもしれませんね。
住宅ローン市場は、現在競争が激化していて、、民間金融機関を含め激しい顧客争奪戦を繰り広げているため、住宅ローン商品も多様化しています。選択肢が増えることは、住宅ローンの利用検討者にとって好都合であるとともに、「どれを選択すれば良いのか分からない…」という方が多いのも事実です。
一言に住宅ローンといっても、その種類によって総返済額も、返済中のライフスタイルも大きく変わり、金利の数字だけに左右されずに、住宅購入後のライプランも考えた上で、ご自身にピッタリの住宅ローンを選択してくださいね。
それでは、また。
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